笹まくら。
休日の朝、ふと見渡せば自分の部屋のものすごい散らかりようが突然目に付いて、いつからこんな有様だったかと思う。昨日ベッドに潜り込む時にはそんなこと思いもしなかった、と訝りながらも床に目をやると読みかけたままになっている本が何冊も散乱しているのが目について、ここのところの我が身の盲目ぶりに気づかされる。決して忙しかったわけではないけれど、どこかひとつ心が定まらなかった。その現われかと思う。だらしなく放置された本を前に、今日ばかりは事務所に行くのをやめて一日本を読むことにする。結局手に取ったのは前日に買ってきた本だったけれど、夕飯までに2冊読了。「レモン・ドロップス」(石井睦美:著)と「日曜日の陽だまり」 (ハービー山口:著)。どちらも素敵な本だった。テレビを点けるとWBC速報。気狂いじみた恐さだけが立つ。本に戻る。今度はちゃんと読みかけの本に手をつける。今までの筋を思い出すのに随分とかかって、本当にここまで読み進めたのかと思う。
